年金ちゃんと払ってる?

「私たちが老人になった頃には、日本の年金制度なんか壊れているだろうから支払うだけ無駄だよ」

「国民年金保険なんて、未払いでいいんだよ」

このような中途半端な知識で、とても重大な判断をしている危険な若者が多いのが困りものです。

恐ろしい差押予告通知書

国民年金保険料の未納を続けていると、督促状が届きます。
大抵の人はそれに応じて渋々払うのですが、「もう払わない!」と腹をくくっている人は無視します。

するとある日突然書面の内容が変わり、差押予告通知書が届きます。

この差押予告通知書が届いた時には、あなたの収入状況・銀行預金残高・家族構成・親族の収入・不動産の有無などすべて調査済みです。

国家権力をなめてはいけません。
あなたが調査対象に挙げられたら逃げ切ることは出来ません。

年金制度は続く

著名人の中にも「30年後には年金制度が成り立たなくなる」と言う人もいます。
確かに現行制度が壊れかかっているのは事実です。

しかしだからといって年金制度がなくなるわけではありません。
新しい制度がまた出来るだけです。
その時には現在の加入記録が引き継がれるのです。

総支払額と総受給額で損得勘定をシュミレーション

ここでは現在の年金制度が今後も続くと仮定して、支払額と受取額の損得を計算してみました。

【年間支払額】
15,040円×12カ月=180,480円

【40年継続(20~60歳)】
180,480円×40年=7,219,200円

総支払額は7,219,200円です。
では次に貰う金額について計算してみましょう。

【年間受取り額】
老齢基礎年金額:786,500円

【平均的な総受給額】

82歳(平均寿命)-65歳(年金支給開始年齢)=17年

786,500×17年=13,370,500円

この平均寿命の数字が実は曲者で、幼少期(0歳や1歳)で死んでしまった人達が平均年齢をグーンと押し下げているのです。

一般的に70歳を超えて生存している人は、2人に1人は90歳前後まで生きると言われています。
ですから上記の計算式の受給年数を90歳までとすると、年金受給金額は2千万円近い金額になります。

786,500×25年=19,6625,500円

年金制度の最大メリットは、生きている限り定額の年金支給が続くという事です。
民間の保険会社では絶対に出来ない離れ業を軽々とやってのけるのが、国営の凄いところなのです。

(参考)
日本年金機構のHPには自分の年金額を簡易試算できるツールがあります。
http://www.nenkin.go.jp/cgi/simulate2/top.pl

免除制度について

年金支払いが困難な低年収の人には、減額や免除規定があります。
年収200万円以下の人は年金事務所に問い合わせてみましょう。
収入や扶養状況に応じて、下記4段階の支払い免除措置を取ってもらえます。

①全額
②4分の3
③半額
④4分の1

もし仮に残念ながら40年間ずーっと低年収で、年金の支払いが40年間全額免除だったとします。
それでも、65歳になれば通常の人の半額を受給できるのです。
つまり年金を1円も払わなかったのに、90歳までに1千万円程度支給されます。

ところが年金事務所で免除手続きをしておかないと1円も貰えないのです。
年金制度をしっかりと理解しているかどうかだけでこんなに差がつくのです。

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